ノブくんの手を握り返して、私は笑顔でこう言った。 「大阪へ行っても頑張ってね!」 さらにキツくノブが手を握る。 「未希どういう事?ひとりで行けって?俺とは結婚できひんって事か?」 怒った様な怖い顔。でも、悲しそうな目。 溢れ出しそうな涙を隠す事が出来ないよ・・・ 「・・・うん。ごめんね?」 「未希っ嘘つくな!!頼むわ・・・頼むから俺には嘘つかんといてくれ・・・」 俯きかけた私の顎を上げて、強い目で私を捉える。 泣いてしまうんじゃないかって思ってしまう程、傷付いた目をしている。 .