すっかりスキーを満喫してペンションに戻ると、すでに夕食の時間だった。
「未希、お前どんくさいなぁ〜?」
あれから急成長を見せた舞に対して、相変わらずへたっぴな私は、ここでもみんなにからかわれた。
「結構イケるかなって思ってたけど、やっぱり難しいね?でも、楽しかった!!明日の目標は、初心者コースで滑る事!!」
「未希、今日のあんたホント楽しそう!」
「うん。未希ちゃん、今日はいつもより元気だよね?」
だってノブくんとの初めての旅行だもん。
自然とテンション上がっちゃうよ。
部屋に戻ってからもずーっと元気で眠ってしまうのがもったいないくらい。
でもノブくんは、朝が早かったせいもあって、お風呂に入るとすぐにベッドに潜り込んじゃった。
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