分かっていても、キスを止められない。
ノブくんの手が、私の服の中で、体を撫でる。
背中に回った手が、プチンとブラのホックを外したと同時に、甘い雰囲気をぶち壊す様な呼び鈴が鳴った。
「舞だっ!!」
慌てて服を直す私と、入り口に向かったノブくん。
「何この部屋ーっ!ノブくんっ私達の部屋と随分グレードが違うんじゃないの!?」
ズカズカと入って来た舞と拓くんに背中を向けて窓の外を眺める。
さっきまでの熱がなかなか冷めないよ・・・
「未〜希ちゃんっ!なぁ〜に赤い顔してるの〜?」
ニヤニヤしながら私の顔を覗き込む舞。
そしてまたみんなに冷やかされるんだ・・・。
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