「あかね? 今度俺ん家きてよ!」










元気よく身を乗り出してきた。









「え? 拓馬んち? …すごいの?」










…なんたって彼はボンボンだから…!









きっとすごい豪邸に決まってる。










「え~? そんなにおおきくはないよ? …多分。」











多分って…平気でそんなことを…!!








あんたは普通の庶民の家を見たことをあるのか!?











「…とにかくうちんちよりはデカイと思う…」








そう? なんて頭傾けてるけど…








そうに決まってるっつーの!!










「とにかく来て!」









拓馬が無理矢理決めてしまった。









まあいっか…








貴族気分を味わいたいもん…