【実話】コイウタ・完


ポケットに入った携帯を、力強く握り締め、おでこにくっつけた。


『こんなに好きなのに…』



でも、私が決めた道だもん。


彼がもしも運命の相手なら、
また出会える。


また…やり直せるはず。


今は、夢をつかみたい…。



そう決心し、メールを打ちはじめる。