―12月25日 0時―



プルルルル…プルルル…


『もしもーし!』


『佑斗?誕生日おめでと☆』


『ありがとう!』


『ねぇ!窓の外見て?(笑)』


『え?外?』


電話を繋いだまま、佑斗がカーテンを開け、窓を開けた。


佑斗と目が合った。



『………。』



佑斗はびっくりしている様子。



佑斗に向かって思いっきり手を振った!


『今から出てこれる?』


電話の向こうの佑斗にそう聞くと


『えっ…。なんでいんの…?え?』


って焦っている。


『いいから降りてきて!(笑)』


そう言って電話を切ると、
少しして佑斗が寮の外に出てきた。