ガチャッ。 『うわっ!いきなり開けんなよ!(笑)』 『ねぇー今なにか隠したでしょ!?(笑)』 部屋を開けた瞬間の、尋常じゃないくらいの佑斗の焦り方を私は見逃さなかった。 『なんでもないよ!』 ニヤニヤしながら佑斗が言う。 『じゃあなんで笑ってんの?』 『なんでもな〜い☆』 子供のような笑顔を見せる佑斗を可愛いと思いながらも、私は絶対に嘘だと分かる。 佑斗が私の勉強机に、ふと目線をやったのに気付いて、私も机を見た。 『あー!!!!!』