『初めまして!!』

急にあらわれた佑斗を見たケイが、戸惑いながらもそう言った。


『初めまして☆ケイちゃん!』


飛びっきりの笑顔で、ケイにそう言う佑斗。


友達に私の彼氏!って紹介するのは、気持ち良かった。


ケイが私の耳元で、
『佑斗くんかっこいいじゃん♪』って言うから佑斗に聞こえないか焦りながらも


『でしょっ?(笑)』


自慢げに言った。


『じゃあねっ☆』


肩をポンッと叩いて、
あとで連絡して!って合図をしたケイが私たちの前からいなくなった。


『ケイちゃんいい子じゃん☆』


佑斗に友達を誉められて嬉しくなった私は、佑斗の腕に手を回してくっついたまま歩きだす。