家に着くと、さっそくママが晩ご飯の準備をし始めた。 『詩音も手伝ってやらんね』 パパにそう言われたけど、そんな気分になれなくて、 『無理(笑)』 と言って逃げ出し、 2階に上がって自分の部屋に行く。 ベッドに横になり、 佑斗から来たメールを何度も読み返す…。 たった1通のメールを見ているだけで、こんなにも幸せな気持ちにしてくれる佑斗は私にとって本当に大きな存在…。