『……………。』 少し気まずそうに頭を触る佑斗の左手の薬指には、もうお揃いのリングはなかった――。 涙がすぐにでも溢れだしそうなぐらい辛かった……。 『じゃあまたな!!』 矢田くんが手を上げ、佑斗と二人で立ち去って行った。 立っていられないほど、胸が苦しくなりトイレに駆け込む。 『……っ。ふぇ……』 9月に別れてから、今日までずっと前向きに頑張ってきたのに 姿を見ると… 今までの強がってた気持ちが、一気に崩れた…。 やっぱり好き… 大好き…