【実話】コイウタ・完



よかった…


私の歌、たった7人の人だけど
ちゃんと届いたんだ…。




仕事に向かう人なのか、休憩中の人なのか、どこかに出かける人なのか、分からないけど、わざわざ足を止めて聴いてくれた。




ほんの少しだけだけど
自分にまたひとつ自信がついた。






それから16時…

18時…と時間はどんどん経ち



私は同じ場所で歌い続けた―。