―10月15日― 慶太と付き合ってから毎晩欠かさずしていた電話。 いつもなら何の戸惑いもなく電話するのに、自分の気持ちに気付いてから、慶太の声を聞くのが怖い… やっぱり私は佑斗が好き… 忘れられないんだ… このまま慶太と付き合っていくことは、もう出来ない… 慶太をもっともっと傷つけることになるから… 友達のままでいれば良かったのかな…? こんなに優しい慶太を傷つけたくなかったのに… 「やっぱり佑斗が忘れられない」なんて言えないよ… どうしよう…