『どっか行きたい!』
そんな私のお願いを、慶太はすんなりと聞いてくれて、自転車に乗った。
『どこ行くんだよ!(笑)』
『分かんない!(笑)』
とりあえずどこか行きたかった…
さっき佑斗と別れ話をした私の家の近くにはいたくなかったから。
『じゃあとりあえず乗れよ!』
慶太の後ろに乗る。
風が生ぬるくて、気持ちいい…
慶太の服をぎゅっと握る。
心の不安が少しずつ和らいで
胸の痛みが消えていく…
本当に慶太がいてくれてよかった…
きっと一人になっていたら…
私、辛くて苦しくてしょうがなかった…
慶太ありがとう…
