【実話】コイウタ・完



―9月3日―



佑斗から電話が来た。



この2ヵ月間…
一度も鳴ることのなかった
佑斗からの着信音…




携帯の画面に映し出された


―佑斗―


という文字……。



携帯を片手に私は固まった…。




『もしもし』

勇気を出して電話に出る。



『もしもし』

久しぶりに聞く大好きな人の声…

本当はずっと声が聞きたいのを我慢していた…



この2ヶ月の想いが一気に溢れだし、
自然と涙がこぼれた。



『久しぶり』

これが私の精いっぱいのひと言…