『活動資金として…ここに30万円あります…。』
目の前に出された、白い封筒。
封筒の中には、折り目すら付いてない新しい1万円札が30枚入っていた…。
『この30万を大切に、自分の頭を使って…体を使って…、1000人の方に届けて下さい。』
『はい…』
『同じことを、光上せあらにもやってもらいます。この1000枚CDを達成した人から、ザ・ライバルプロジェクトを卒業してもらいます。早い方が勝ち、ということではありません。自分から動いて、自分からスタッフに相談して、1000枚CDを達成してください。宮脇詩音の成長を祈って、応援しています。頑張って!』
それだけ言うと課長さんは、会議室からいなくなった。
『1000枚CD……』
残された私は、ただただ机の上に残された封筒を見つめ、言葉が出なかった……
