プルルルル…プルルル… 本番の前にどうしても 佑斗の声が聞きたくなって電話をかける。 『もしもし』 『佑斗?もうすぐ始まるんだけど、なんかちょっと不安になってきちゃった。』 『頑張れよ!』 『うん…。』 『俺は見に行けないけど、心の中ではしっかり応援してるから。』 『ありがとう☆』 電話を切ったあと、 深く深呼吸をする……。 私は緊張しだすと止まらなくなり、どんどん空回りしていくタイプだから、それだけは絶対にしたくなくて、冷静になろうと自分に言い聞かせた。