机の上に置いてあった携帯を取り、佑斗に電話をかける。


プルルルル…プルル…

2回目のコールで佑斗は電話に出た。


『もしもし?』


『佑斗?明日、佑斗んち行くって言ってたでしょ?』



『おう!』



『なんか会社に行かなきゃいけなくなったから終わったら連絡する。』



『何時ぐらいになりそう?』



『まだ分かんないけど、とりあえず終わったら行くから☆』



『了解!』




佑斗と会う約束をした私は、一気にテンションが上がる。


最近、学校もレッスンも頑張ってるし、デモ曲を何曲かレコーディングして、夢も順調に進んでいた。



佑斗ともたまに喧嘩するけど、一度別れてから別れる辛さを味わうのが嫌で前より私も我慢を覚えた。



私、これからはなにもかもがすごく上手くいく気がする。