『詩音?泣いてんの…?』 『ゆ…うと。やっぱりやだ…。佑斗いなきゃ…無理だよ……っ』 『俺はね、もう詩音が泣いててもどうにもしてあげることは出来ないんだよ…』 『なにも…しなくていい…の。だから…一緒にいたいよ…』 『俺、辛いんだよ…こうやって泣いてる声聞くのも…なにもしてあげられないことも…』 『お願い…。佑斗と別れてから…佑斗のこと考えるばっかりで…夢に集中…出来ない…んだよ…』 『…………』 『私、頑張るから…。夢も必死で頑張るから…。佑斗と離れるのが一番辛いよ…苦しいよ…』