なんで好きなの…?

とか



なにが今までの人と違うの…?

とか



聞かれても正直分からない。




ただ、こんな私のわがままな所、短気な所、寂しがりやな所、全て隠さず見せられたのが佑斗が初めてだった。


彼の素も知って、私も素でいれて、
お互いがありのままの自分で接することが出来たんだ…。



自分がこんなにヤキモチ妬く事、
意外と料理が出来る事、
好きな人の為に何か頑張りたいって思う気持ち、
こんなに泣き虫な自分…。



自分が知らなかった事を、佑斗が気付かせてくれたことも数えきれない程たくさんあった…。




佑斗は、私にとって
なにもかも初めての人だった…。