なのに私は、いつの間にか
夢よりも佑斗のことでいっぱいになって、そんな大事な気持ちを忘れかけてた…。



恋は盲目って意味なんか分からずにいたけど、この時の私はまさにそうだったのかもしれない。




佑斗の事で寂しくなったり、辛くなるたびに、もう頑張れないかも…。って何度も弱気になって諦めかけた。



そんな私の背中をいつも佑斗は押してくれた…。



『そんなんじゃダメだよ。ずっと夢を叶える為に頑張ってきたんだろ?
だったら俺を一番にするんじゃなく、夢を一番に考えるんだよ?』




今は傍にはいないけど、
いつかまた戻れた時に、成長出来た姿を佑斗に見せたくて一生懸命頑張った…。