店内は騒然としついた。
店員も、殴られた友達も喜一君を止めている。
あたしは半泣き状態になりながらも、必死に止める。
「喜一君っ!喜一君っ!!なにがあったの!!!?」
「凜のことをコイツらが見てたんだ。だから、俺のものだって教えるためにさ」
笑顔が、怖い。
尋常が異常だ。
「馬鹿じゃねーの!?見てるわけねーじゃん!!」
「言い訳はいいよ」
言い訳とか、見てる見てた別にして、喜一君をどにかしなくちゃヤバイ。
「喜一君っ!!!!!やめてっお願いやめてっ!もういいからっ!!」
あたしは泣き叫んだ。
喜一君は動きを止めた。
「もういいの?」
もういいのとかの問題じゃない。
だけどあたしは止めるべく、激しく首を上下に動かした。

