時間が止まった気がした。 言っている意味がわからない。 「凛のありのままの姿を、残しておきたいんだよ」 一歩、喜一君があたしに近付く。 それに合わせて、あたしも下がる。 待って…… 残すって……? 理解できない。 コイツの言ってることも、考えていることも。 切断……? 「いや……」 「怖がらないで」 怖い、なんてものじゃない。 助けて…… 誰かっ……!!