「うぅん。敵なんかとらなくていい。」

「じゃぁどうすればいいんだよ。詩織、こんなに傷つけられて。」

「たっちゃん、抱いて。」

「詩織?」

「おねがい。」

「大丈夫・・・なのか?今、抱いたりしたら、嫌なこと思い出したりして苦しくならないか?」

「身体中にキスをして、私からおぞましい記憶を拭い去って。」

泣きながら俺の腕の中で震えている詩織を抱きしめ、そっと、ベッドへ倒した。