「先生、チョークで黒板に書く字とペンで書く字、変わらないんですね。うーん、見ずらいな…」 「うるせぇな、なら見なきゃいいだろ」 私はいつものように準備室の椅子に座り、紙に書かれた変にカクカクしている文字を見ながら言った。 見ずらい、なんて本当は思っていない。 書いてもらえて嬉しい。 特徴のある先生の字だって好きだ。 でも、素直に書いてくれてありがとうと言うのは照れ臭かった。 一つ、一つ先生が書いてくれた項目を見る。 あれ… これって…