瞬間、世界が爆発した!空気が怒号に
満ち、大地は波のように震動した。

そうしてンベンベが突進を終え、100
メートル以上先で立ち止まって振り
返ったとき・・

アフタンはみなとっさに横に跳んで
転がり逃げていて、まだ生きていた!
銃を撃つ暇など無い!

慌てて身を起こし体勢を立て直している
アフタンの方へ、ンベンベは再び向き
直り、

今度はどっしんどっしんと不気味にも
ゆっくり近づいてくる。

絶体絶命である。