ンベンベの巨大な目ににらみつけられた
アフタンは、ビクッと体を震わせたが、
そこから退がろうとはしなかった。

彼らはンベンベを舐めすぎていたのだ。


次の瞬間、目にも止まらないスピードで
ンベンベが動き、長大な茶色の無毛の
尻尾がムチとなってアフタンに襲いか
かった!

彼らが手に手にもっていた大事なカメラ
は、守る間もなく弾き飛ばされ、

あるものは水中に没し、あるものは粉々
になった。