あくる日、一行は前日と同じく、ずっと
東に向かって流れている川に沿って、
炎熱の下をひたすら歩いた。

8月ももう下旬。食料や滞在日数は
10月上旬まで用意していたが、帰りも
あるので、早くンベンベに当たりたい
ものだ。

その夜、ミーティングでカラマーゾフは
やはり「川沿いを東に向かう」ことを
主張し、ガンジーはかなりイライラして
いた様子だったが、あえて何も反論しな
かった。