そういえば彼は、本当は何を目的として、
この冒険行に参加しているのだろうか?

いつの間に彼は、この旅に加わることに
なったのだろうか?(ネコ専務はルド
ルフと事前に面識がない)


ネコ専務は同じテントのガンジーと
毛沢山のあいだで寝袋に包まりながら、

ようやく探検の成果が現れだした今日に
なって突然、訳もなくルドルフへの不信
感を強く感じ始めた自分に、自分でびっ
くりした。

しかし同時にネコ専務は、私の直観は
信じられるはずだ、今後ルドルフには
気をつけた方がいいぞと、自分に言い
聞かせたのであった。