なおのテニスしている姿が
輝いてみえた

変なん声

ナルシストだけど隠さず
ナルシスト炸裂な所

なによりいつもばか騒ぎ
してて笑っていた

でもまだたつやと付き合って
るうちは何もできない

触れることも
ちょっとした特別な存在に
なることも


【中途半端が一番相手を
傷つける】

わかってるよ。

でもうちには振る勇気も
なにかする勇気もない


弱虫なんだよね…


相談に乗ってもらった時
聞かれる

「今はどちらの方が
好きなの?」


どちらか?

まだたつやの方が好きかも…


かも。

また始まった

中途半端が。


今思うとあの時のうちって
なおのこと好きとかじゃ
なくてただたつやに心配
してほしかったのかもなあ
って思うんだ…


惹かれてたとかじゃなくて
ただたつやに焼いてほしかった
のかもなあって思うんだ…


余裕がほしかった

たつやはやっぱどこかしら
大人で置いていかれるのが
怖かった

やっぱ中途半端って一番
相手を傷つけるんだなあって…
そして自分もまた同じく
悲しみを知る

そんなことがわかるのは
2日後だった