このままじゃ、私、父が敷いたレールの上をただ歩いていくだけになってしまうから。

そして、あの事を知ってしまった時のサクくんの顔を見ないですむから……




ごめんね、梓。

大好きだよ、梓。

今まで、ありがとう。




一之瀬 空見子