その日の放課後、私は月島君に敷地内を案内してあげた。 「ここは理科室。そっちは3年生の教室で・・・。」 「あの・・・花和梨さん・・・。」 「ん?何?あ!もしかして今日用事あった?!」 「いや、そうではなくて・・・。」 「じゃあ・・・どーしたの?」