ステージに上がってパイプ椅子に座った渡先生は、黒のスーツでカッコ良く決めていた。 久しぶりに先生を見る。 その姿がカッコ良かったからなのか、 私自身も緊張しているからなのか… ドキドキが、止まらない…。 最後から2番目に紹介された渡先生は、パイプ椅子から立ち上がり、壇上のマイクの前に立った。 「只今紹介のありました、数学担当・渡崇史です。」