「江藤、ありがとな。でももう辞表も受理されてるから。それに、俺も悩んで決めたことだ。」 先生は寂しそうな顔をしながら、愛に諭した。 「そんな…」 愛は肩を落とした。 そして、 隣の私にしか聞こえない声で 「莉央の気持ちはどうなるの…?」 と、うつむいてつぶやいた。 それを聞いた私は、愛と一緒にうつむいた。 同時に 一筋の涙がほほを伝った。