「やっと気付いたか。確かにこの公式も似てるけど、違う用途だから。これ使ったらたぶん答え出るから、もう一度家でやってみ?」 先生は、苦笑いしながらも優しい声で教えてくれた。 「ありがとうございました!」 自分の馬鹿さ加減にも悲しくなるけど、馬鹿ならではの特権だよね♪ 「莉央…」 教科書とノートを持ってベンチから立ち上がろうとした時、先生が急に私を呼びとめた。