恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜



「じゃあ、次は3年引退セレモニーな!3年生、前へ。」



渡先生がそう言うと、3年の村田先輩と野澤先輩が立ち上がって前へ出て行った。


そして牧先輩が空いた席に座った。





「じゃあ、部長から挨拶して。」



渡先生がそう言うと、その隣にいた一色先輩が挨拶を始めた。



「この水泳部は、僕が渡先生と協力して創設した、思い入れのある部です。創設した当時のことが、ついこの間のことのように思えるくらい、この2年ちょっとは短かったです。」




私の隣に立っていた愛は、真剣な表情で一色先輩の様子を見ていた。