「ほら。」 そうやって次々とジュースを買って… 山田くんはそのうちの2本を私に差し出した。 「うん。」 私は冷たい缶ジュースを受け取った。 途端に缶の表面から水滴が浮かんでくる。 まるで、山田くんが今まで流した涙のように見えた。 「あのさ。」 自販機からの帰り際、山田くんが前を歩きながら私に話しかけた。