「じゃあ、このまま頂上目指すかぁ。日の出まで時間ないし…。」 「はい!」 夜の始まりに登り始めたはずなのに、気付くと夜明けが近付いていた。 夏の夜明けは早い。 ご来光に間に合うように登り切るため、立ち止っている時間はないに等しい。 だけど…。 ツアー客だの、 一般登山者だの…、 とにかく人が多い。 この辺りから、頂上へ行くための行列ができていた。