自分でも、 無謀なことしてると思ってる。 それでも私は、 諦めたくなかった。 頂上に、 渡先生と一緒に、 登り切ること――。 フラフラしてる状態は自分で何となく分かるから、 しっかりと足場を確認しながら登らないと。 ちょっとでも滑ったら、命取りになる。 いくら先生がついてるからって、 油断してはいけない。 そう思って、 私は一歩一歩、足場を確かめながら登っていた。