恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜



だって、
言えるはず、ない。


『私、都築莉央は、渡先生のことが大好きです』…なんて。



私だって、大声で叫びたい。


だけど、
渡先生はやっぱり、『みんなの先生』で…。



悔しいけど、
私が独占しちゃ、いけないんだ。





「愛。私、愛が怒る前から、気付いてたよ。」



私は弱々しい声だけど、はっきりと言った。



「え…?」