恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜




「莉央?いいから吐いちゃいな。私しか見てないから…」



さっきまでのツンケンな態度とは全然違う、優しい声で愛が私の背中をさする。



少しずつだけど、私の胃につかえていたものが吐き出される。



「莉央…。ごめんね…。」



愛は変わらず私の背中をさすってくれてたけど…

急に小さな声で私に謝った。



「愛…?」



私はゆっくり愛の顔をのぞいた。



愛の目からは、一筋の涙が流れていた。





「なんで莉央は、私に怒らないの?」


「え?」



なに、それ?

どういうこと…?