最初、山田くんが私を止めてくれた理由が分からなかった。 普段、周りのことなんて放っているクセに、なんでこんな時だけ…? 橋本先輩が悪いんだから、私が怒るのは当然じゃん? でも… コーヒーを飲んでよく考えたら、やっぱり私が間違ってる気がしてきた。 あそこで私が怒っても、橋本先輩の機嫌を損ねてしまうだけだ。 今橋本先輩を怒らせたら、ずっとその悪い雰囲気を引きずったまま頂上を目指すことになる。