残された、私と愛と山田くん。 愛はまだ私に怒っているようで、話しかけづらいオーラを放ちながらプールに入って泳ぐ準備を始めた。 山田くんはいつもの通り、だんまりゴール地点を見つめている。 ここだけ、無言の空間が広がる。 「川崎、タイム良くなってる!頑張ったな!」 気付けば川崎さんは泳ぎ切っていて、先生の評価が遠くから聞こえた。 川崎さん、先生に褒められてる…。 いいな…。 私も先生に褒められたい。