ダークターゲット

今の明るさを見ると、とてもそんなふうに見えない。

でも共通点があるから自然に話せるのかもしれない。

そう考えながら検査室に入った。

「じゃ、一也くんプロテクターを外しますね。」と北田さんは僕の腕に手を回した。
頭のネットは退院後すぐ取れたが腕のプロテクターは今日までの予定だ。

「一也くん頑張ったね。最近暑かったから大変だったでしょう。」

「大変なのは暑いことより筋肉が減ることかな。」

「そうだよね。一也くんはプロボクサーになるんだもんね。いいなー、今からすごい目標があって!」