ダークターゲット

この災いがあった20日前…。この頃は幻覚もなく油断していたのかもしれない。

それは10月に入った、最初の月曜日だった。

担任の長島先生は1時間目が終わると「室井!」と僕をを呼び止めた。

「室井。おまえ休むんじゃないぞ。この社会見学は中学最後の必修だからな。必ず出てくれよ。」
「あっハイ。」思わず答えてしまった。

僕はいつもと違うことはしたくはない!と、思いながらも、いつのまにか返事をしていた。

行きたくないと云いながら、実際は行くのを望んでいたかもしれない。

そう思い参加を決めた。