「そうね。確かに二人は愛し合ってた。
だけど翔君は生れつき心臓を患ってて…二十歳まで生きられるかどうかって余命宣告をされてたの。
今の日本の医療じゃどうにもならない難病よ…」
「え……?」
それでボストンに…?
俺はゴクリと生唾を飲み込んだ。
「たまたま知り合った人が医療関係に顔が利く人でね…ハーバード卒の優秀なドクターを紹介してくれたらしいわ。
…あの二人の事は、小さい頃からよく知ってるの。
近所でも仲がいいって噂の美男美女姉弟であたしも二人に憧れてたんだ。
一人っ子だったからね」
星野は幼なじみの立場から見てきた留美と翔の全てを話してくれた。
留美より一つ歳下の翔は、大人しくて目立つタイプじゃなかったけど、小学生の時から学校のアイドル的存在になるような子で…。
その人気は中学でも衰える事を知らなくて増すばかりだったという。
“あたしの翔だもん”が口癖だったらしい留美はさぞかし面白くなかった事だろう。
それでも最初は…
少なくともその時までは…
恋とかそういうんじゃなくて、本当にただの独占欲だったんだという。
二人の関係が崩れ始めたのは…
初めて翔に彼女が出来た時だった。
だけど翔君は生れつき心臓を患ってて…二十歳まで生きられるかどうかって余命宣告をされてたの。
今の日本の医療じゃどうにもならない難病よ…」
「え……?」
それでボストンに…?
俺はゴクリと生唾を飲み込んだ。
「たまたま知り合った人が医療関係に顔が利く人でね…ハーバード卒の優秀なドクターを紹介してくれたらしいわ。
…あの二人の事は、小さい頃からよく知ってるの。
近所でも仲がいいって噂の美男美女姉弟であたしも二人に憧れてたんだ。
一人っ子だったからね」
星野は幼なじみの立場から見てきた留美と翔の全てを話してくれた。
留美より一つ歳下の翔は、大人しくて目立つタイプじゃなかったけど、小学生の時から学校のアイドル的存在になるような子で…。
その人気は中学でも衰える事を知らなくて増すばかりだったという。
“あたしの翔だもん”が口癖だったらしい留美はさぞかし面白くなかった事だろう。
それでも最初は…
少なくともその時までは…
恋とかそういうんじゃなくて、本当にただの独占欲だったんだという。
二人の関係が崩れ始めたのは…
初めて翔に彼女が出来た時だった。

