君の面影を探して

それから2週間

怜桜と満月の絆は日に日に深まっていく

危惧していた満月の中間テストも無事に終わり平和な時間が流れていた


しかし皆はただ1つ気にしていることがあった

まだ怜桜と満月の関係を組長に報告していないのだ


2人もそれを気にしているのか、組長の前では言葉を交わすことも少なかった


ただ、組長のいないところでのイチャつき具合は皆呆れるほどだ

よくテレビの前のソファを2人で陣取って満月が怜桜を膝枕してくつろいでいた


そして今日

ついに恐れていたことが起こってしまった



──ガチャッ


組長が旅行の予定を切り上げて1日早く帰ってきたのだ

そして何を思ったのかいつもは玄関で

「帰ったぞー!」

と言うのに今日は静かにリビングへ入ってきたのだ


皆忍び足で入って来る組長の姿を見て固まっている

どうやら組長は満月を驚かそうとしているらしい


しかしこのとき、満月は怜桜を膝枕していた

組長の角度からは怜桜が見えないらしい


組長の目には満月が1人でテレビを見ているようにしか見えなかったのだ