そして室長は頭に乗せた手を離して、 また隣の席に座り直す。 ウチはそっと、触られた部分を指でなぞる。 …なんか、 電撃が走ったみたい…。 その場所だけが、妙に熱を持ってしまった。 相変わらず、心臓はドキドキ。 いや、ドキドキを通り越してバクバクだった。 ウチは、気を取り直してもう一度解き始める。 が、 ムリッ!! ドキドキし過ぎてできません。 的な? ウチ、どうしちゃったんだろっ!?