*告白の法則* 〜先生とウチの数ⅠA〜







えーと…

これが2乗と2乗で、

連立方程式だから、

引かなきゃいけないわけで…






ウチはマジ集中して解く。



すると、
室長は知らぬ間に立ち上がって、
ウチの後ろに回り込んだ。







ウチは気付かない。




そして室長は、

ウチの解いているノートのすぐ隣に、
腕を置いた。









えっ!?


アワワワワワワ…

かなり密着。

的なっ!?





ウチ、硬直。

カッチンコッチン!!







「どーしてコイツがここにいらっしゃるの?」





室長が、
ウチの解きかけの解答を
後ろから指摘した。






うはっ!!


耳元で声っ。







室長!

近すぎですっ!!