室長の手元では、 シャッシャと音を立てて丸が増えていく。 たまに斜線もあるけど…。 さっき目が合ったのが原因なのか、 変な汗が吹き出す。 あっつっ!! ヤバいっ。 ウチが下敷きでパタパタしていると、 室長がやっと丸付けを終えた。 「よく出来てるじゃん。 良い調子でいってるよ。」 室長はウチの目を見て微笑んだ。 誉められた…? 嬉しいっ。