突然戸が開き、誰かが飛び出してくる。
はっ!?
ウチは唐突過ぎて、
棒立ち。
そのまま避けられず激突してしまった。
「おふっ。」
自分でも思うがなんつー声だ。
カワイイ悲鳴も出す暇なく、
ウチの顔が、モロ相手の胸板に当たる。
ま、これが現実ってやつ。
そして何が起きたのかわからないまま、
そのままコテン、と後ろに倒れた。
うぅ…
お尻を激しく打撲したんじゃないか?
「いったぁ…。」
打ったお尻を擦りながら、
ウチはゆっくりと起き上がる。
…っ、どこみてんだよっ!
アホかっ!
シバかれたいわけっ!?
ウチはお決まりの文句を思わずそう口に出すところだった
が、
またもや口を閉ざす。
…またかよー。
本日2回目のご対面、
…先輩
でした。


